
豊浦町内の現場です。ここは地域交流拠点になる予定の建物で、法に適合させるために渡り廊下の部分解体をします。もとの建物からは真っすぐ伸びていますが、接続先の建物が少し斜めを向いて建っているので、それにならった形で繋げられています。
現代では法令や構造、安全性を踏まえた計画が何より大切です。一方でこのような昔の建物を見ると、建物を使う人の暮らしに合わせて、職人さんが工夫して納めていた跡が見受けられます。
自分の持っている技術や知識をいかにお客さんの暮らしに寄り添うように、使いやすく、見た目よく仕上げられるか、しかもそれらが裏付けのあるもので構成されているか。これはいつも意識しています。
父から「現場が仕事を教えてくれる」と教わりましたがまさにそうです。同じ現場は一つとしてありません。現場の形や過去の職人さんの仕事を見て、こうやって思いを巡らせることもとても勉強になります。
技術や知識も、それを現場で活かして初めて価値が生まれると思っています。現場ごとに条件は違いますが、その都度最適な答えを考え続ける姿勢はこれからも大切にしていきたいです。もちろんお客さんとお話するときも同じで、その人その人に合う答えを一緒に探していきたいと思います。

ちなみに2人で1日かけて壁と屋根まで解体しました。あとは残る床を解体し、接続部分を補修して完了です。
