住宅内部の壁は、石膏(せっこう)ボードと呼ばれるものを
壁に張ってつくられます。
石膏ボードはその名の通り芯材に石膏が使われており、
その周囲に紙が巻かれて形作られています。
壁には幅910ミリ、高さは2425ミリ、厚さは12ミリのものを
主に使っています。
加工するときはカッターで切れ目を入れてからパキッと折る。
もしくは集じん丸ノコと呼ばれる、集じん機(掃除機的なもの)と
接続された丸ノコを使います。
そうすることで周囲に粉が飛ばないように切断、加工ができます🔨
現代の職人さんはほとんど後者のやり方で加工し、
壁や天井に張っています。
今回はそんな集塵丸ノコの小技についてのお話。
粉じんが飛ばないように工夫する
ガードをつけてみた
集じん丸ノコでボードを切る際、
たいていの粉じんは接続された集じん機に吸い込まれます。
ですが100%吸いきれないため、周囲に粉が少し飛んでしまいます。
あとから掃除するのも面倒。そして現場も汚れる原因にも。
それならほぼ100%集じん機に吸い込んでもらいたい。
掃除する手間が省ければ最高だなーと悩むこと2分。🤔
100均のクリアファイルを切って前方に飛ばないよう覆い、
緑色の養生テープで固定。
これで粉が前に飛ばないようにするためのガードが完成。
試しに切ってみるとほとんど粉が撒き散らない!
うまくいってよかった。
外径100ミリの刃を使えばなおよし
後から知ったんですが、通常よく使われる125ミリの刃を使わずに
径の小さい100ミリの刃を使えばより粉が飛びにくいとのことでした。
外径が小さい刃を使えば切った時に粉が上向きに飛び、
ちゃんと集じん機に向かっていってくれます。
一度試してみましたが、やはり飛び散る量が少なかったです。
今度から100ミリのボードの刃使ったほうがよさそう。
おわりに
「仕事はきれいに手早く楽しく」が僕のモットー。
こんな工夫をしながら楽しく、現場が快適になるよう仕事しています。
以上、現場の小技でした!